MathType 基礎知識: MathJax

これからMathType を導入するか検討されている方に, ご購入方法と既存のユーザーの方々と共有する技術情報の一部をご覧に入れるためのコンテンツです。コンピューターの初心者の方,あるいは数式に詳しくない方にもご理解いただけるようコンピューターおよび数式の基礎知識も盛り込んだ内容になっています。


このコンテンツは最新のバージョンのMathType の以下の情報で構成されています:



MathJax 編

MathJax とは

MathJax は米国数学会(AMS)とMathType の開発元Design Science (WIRIS America) 社が共同で開発したWeb ブラウザー上でのMathML およびTeX の表示ツールです。Web ブラウザーに広く採用されているJavaScript を応用した技術で, ブラウザーの別なく美しい数式表示が可能となります。つまりはインターネットを通じてMathML ないしはTeX 記述の変換を行うシステムを備えたMathJax サーバーへアクセスすることで, お使いのブラウザー上でのMathML ないしはTeX で書かれた数式の変換を実現するものですが, 誰でも無償で利用できます。TeX に関してはFireFox のアドオンなど既に定評のあるブラウザー表示ツールが存在しており, さほど目新しい機能とは言えませんが, MathML の表示ツールとしては現在これに匹敵するものはないと言えるでしょう。というのも, その開発にMathML に多大な貢献をしたDesign Science (WIRIS America) 社自ら携わっているためです。


MathJax のテクニカルサポート

MathJax はDesign Science (WIRIS America) 社から独立した非営利団体が, 利用者ないしは支援者の寄付金を基に運営しています。Design Science (WIRIS America) 社はMathJax の広報, サーバーの管理, ロゴ使用の承認, サポートの一切に関わっていません。MathJax に関する質問やテクニカルサポートについても, 直接MathJax のスタッフとコンタクトをとってください。

MathPage

MathJax の利用には, あらかじめWeb ページにMathJaxを利用するためのJavaScript の記述が必要になります。このJavaScript の記述は複雑ではなく, MathJax が利用可能なWeb ページ作成もさほど難しいわけではありませんが, その都度入力したり, MathJax の解説ページを参照するのは面倒かもしれません。MathType を使うと Word 文書からMathJax 対応のWeb ページ(html)が簡単に作成できます。しかもMathML に知識も必要とはしませんし、いちいち数式をMathML に変換しておく必要もありません。Microsoft Word 上の[MathType]リボンメニューの中にある[MathPage の出力]コマンドをクリックするだけの早業です。


MathPlayer

MathPlayer はDesign Science (WIRIS America) 社が開発したMicrosoft 社のブラウザInternet Explorer (IE) 上でMathML の表示を可能にするツールですが, あいにくMathPlayer 3.0 はMathJax とは相性が良くありませんので,MathPlayer 4 をダウンロードしてお使いください。ただし,現在最新バージョンのIE 11 において,通常モードではMathPlayer が動作しませんので,IE 8 の環境でブラウザを動作させることができる新機能「エンタープライズモード」をお使いください。MathPlayer とMathML 技術ページで,このエンタープライズモードの詳細を紹介しています。 MathJax はIE 上でMathML の表示にMathPlayer を必要としないので, MathPlayer 3.0 であっても,そのアドインをオフにすれば正しく表示できるようになります。

MathJax の将来性と課題

MathJax があれば, いちいち数式をgif 画像で出力し, それをリンクさせるという作業をしなくても, MathML ないしはTeX で書き込めば済むことになります。MathML やTeX に詳しくないという方でも, MathType の[切り取り/コピーの設定]コマンドを使うことで, 作成した数式を簡単にMathML やTeX で書き出すことができます。MathJax は様々な方面からの高い評価とともに日々知名度も高まっており,様々なソフトウェアベンダーの製品での対応が進み, ケンブリッジ大をはじめ, これを利用した学術文献も多く見られるようになりました。またMathJax を紹介する私設のサイトも多数存在しています。課題としては, 若干, 読み込みに時間がかかることです。とりわけ処理の遅いPC や回線を使用している場合, フリーズしたかのような錯覚に陥ることもあります。とはいえ, これはおおかたユーザー側の環境の向上にかかっています。


見た目の差異

ブラウザーのバージョンや種類の違いにより, 表示される数式に若干の違いが見られますが, いずれも数式の視認性にまで影響するレベルではありません。最も顕著なのが区切り線など横棒の太さの違いです。一般的に細めのものが好まれますが, ご自分のPC 上では太めでも, 他の方のPC では普通の太さで表示されているはずですので心配は要りません。とりわけMathType から出力した場合でも, MathType の特性で太く表示されているわけではないことを念頭においてください。

i t Ψ(r,t)=[ 2 2μ 2 +V(r,t) ]Ψ(r,t)

(MathML rendered by MathJax)


サブスクリプション版のMathType に関して:

MathType サブスクリプションライセンスのテクニカルサポートは供給元(WIRIS 社)が直接行います。

本コンテンツの構成

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